昨年2月、三島町大谷川で発見された約5400年前のものとみられるケヤキの巨木。
金山町の沼沢火山の噴火の際になぎ倒されたとみられています。
この巨木の発見・掘りおこしに携わっている㈳IORI倶楽部がその後も調査をすすめて
いたところ、昨年の発見場所周辺に他にも埋もれ木があることがわかり、2月24日と
25日の2日間、2回目の掘りおこし作業が行われました。
当日は産業技術総合研究所や福島大学、新潟大学、専修大学などの研究者らの参加も
あり、作業の様子を見守りながら発掘直後の埋もれ木の調査などが行われました。
今回掘りおこされたのはブナ、トチ、カツラの木で、沼沢火山の噴火の実態や周辺地域へ
の影響などを知る貴重な発掘品として詳しい調査が行われるそうです。
県内新聞でも大きく紹介されました。
<福島民友新聞 2022年2月26日掲載記事>
<福島民報新聞 2022年2月27日掲載記事>
掘りおこされた木の表面に残る噴石物のようなものの跡。
木の内部にも炭化の跡が残っています。