11月9日(土)~10日(日)の1泊2日で、2回目となる「会津桐植栽体験ツアー」
を開催しました。
桐の里三島町から「会津桐」への理解と関心を高めてもらうための取り組みとして
昨年から企画されています。
2日間の様子などをご紹介します。
<1日目>
参加者とスタッフで開会式・スケジュールの確認などを行いました。
作業前の準備運動も忘れずに。
桐の植栽地、町内石坂へと向かいます。
途中、植え付け3年目の会津桐の成長ぶりを見学。
昨年1回目の植栽ツアーで植えた桐も順調に育っていました。
桐専門員・藤田さんの指導に従い、いよいよ作業開始。
まずは水はけを良くするために雑木や枯れ枝などを入れ込みます。
次に堆肥や肥料、防虫ための石灰などをいれ、土とよく混ぜ合わせます。
苗木の根を傷めないように注意しつつ、細かい根の間にもまんべんなく土が入るよう
気をつけながら作業を進めます。
仕上げは、カヤをつかって雪囲いを施します。
根元にはネズミなどの侵入を防ぐため杉の葉を巻き付けておきます。
植栽後に記念撮影。
宿にもどり「桐のお話し会」を開催。
会津桐の特徴や現状など、桐専門員からの報告を聞きました。
今年から地域おこし協力隊として会津桐タンス㈱に勤務している植村さんが、
桐材の特性のひとつ、復元力の実演を行いました。
小さなキズであればスチームアイロンを使ってキズを目立たなくすることができます。
<2日目>
2日目はまず道の駅みしま宿へ。
ビューポイントを見学後、道の駅2階にある会津桐タンス㈱の展示場を見学。
その後、会津桐タンス工場へ。 桐材のあく抜きの様子。
桐タンスや米びつなど、加工・製作の行程を見学しました。
桐材に触れ、感触などを楽しんでもらうため、小物入れの製作体験を行ないました。
小物入れの蓋には、奥会津編み組細工の材料となるヒロロやモワダ、アカソなどの縄を
アクセントに使いました。
皆さん素敵なオリジナルの小物入れが完成しました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。