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お知らせ

平成30年サイノカミ(川井地区)

1月15日に町内各地区で国指定重要無形民俗文化財の「サイノカミ」が行われました。

サイノカミとは → 三島町のサイノカミ

今までの川井地区のサイノカミの様子 → 平成24年 ・ 平成25年 ・ 平成26年 ・ 平成27年 ・ 平成28年 ・ 平成29年

 

 

当日の川井地区でのサイノカミの様子を紹介します。

 

サイノカミに利用する御神木を切り出す場所へ移動します。

 

 

 

御神木を決めたらキヤリを入れます。

 

 

 

川井地区では御神木を切るのによき(斧)や

 

 

 

のこぎりを使用し切り出します。

 

 

写真を撮り忘れましたが、その後は

→御神木の枝を払い、上部に杉の葉を取り付け、下部を男性器にかたどります

→御神木をサイノカミを立てる場所へ人力で引いて運びます

→御神木(10~12m)に4人一組でワラを巻き付けます

 

こちらは採火台を作っているところ。

 

 

 

集会所では御幣作りを。

 

 

 

御神木にワラの巻き付けを終えると、御幣を取り付けます。

 

 

 

男性約20名がはしごを巧みに使い立ち上げます。

 

 

 

立ち上げが終わりキヤリを入れて終了です。

この工程を例年9時から始め、15時ごろに終えます。

 

 

 

19時に区長・宰領・消防班長・年男にて点火。

 

 

 

今年は雪が降らずワラが乾いていたため一気に燃え上がり、家内安全・無病息災・五穀豊穣を祈りました。

 

 

 

巻き付けたワラが全て燃え落ちた後、団子さしの餅やするめを焼いて食べます。

 

昨年の様子でも書きましたが、毎年流れ(工程)は全く同じで何も代りばえないです。

ですが、古くから伝わる方法を守りこの伝統行事を行っています。

それが評価されて国指定の重要無形民俗文化財となりました。

※町内各地区で行われていますが、それぞれサイノカミ(形、作り方、儀式、風習)は異なります。

 

皆さまにとって無病息災・五穀豊穣・家内安全でありますように。