普請(ふしん)という言葉をご存知ですか?
Wikipediaによると
普請とは、普く(あまねく)請う(こう)とも読み広く平等に奉仕(労力・資金の提供)を願う事であり、社会基盤を地域住民で作り維持していく事 。
三島町には18の行政区がありますが、ほとんどの地区で年2回はこの普請があるかと思います。
作業内容は春に道路の側溝にたまった枯葉・泥・枝木の清掃や、
秋には夏の間に伸びた道脇の草刈りなどと、道普請(地区住民が利用する道路の維持作業)が主です。
道普請の他にも田普請などの田んぼを持つ人たちでの共同の草刈りなどもありますし、
カタクリ群生地の西方地区大林ふるさとの山は、地元住民によって定期的に草刈りが行われています。
田舎では昔からこのように地元住民が一緒に共同作業を行い、生活をしてきています。
これって中山間地域にはあって、都市部にはない文化だと思います。
ちなみに地区によって色々ですが、普請の作業後はみんなで慰労会(直会)することも多く、昔から皆で一緒に作業をがんばりそれを労うという習慣でしょうね。
まぁかっこよく言えば上記の通りですが、ただ単に理由を付けて飲んでるということも(山の神講参照)。