昨日、間方地区にある志津倉山で「第4回かしゃ猫ロードトレッキング大会」を開催しました。
このイベントは、志津倉山の登山道とは別に整備した道を利用したトレッキングです。
今までの様子はこちら → 平成24年第1回目 ・ 平成25年第2回目 ・ 平成26年第3回目
<かしゃ猫ロードトレッキングならではのポイント その1>
それは班ごとに別れ、地元・間方地区のおじちゃんたちが案内しながら歩きます。
1班を担当した80代の「かーあんにゃ(一義)」。※奥会津では年配の方を「あんつぁ、あんにゃ」と呼びます。
入山する前には安全祈願を行ってからトレッキングスタートです。
一班だいたい12名ぐらいで、最前列と最後尾に案内役が付きます。
<かしゃ猫ロードトレッキングならではのポイント その2>
素晴らしい紅葉のブナ林の中を歩きます。
ここのブナ林は本当にキレイで、山開きでは“新緑シャワー”、秋のトレッキングでは“輝黄色の世界”を楽しめます。
※コンパクトデジカメなのでくすんでますが、実際はもっとキレイです。
トレッキング途中ではキノコの“ブナハリタケ”採りを楽しんでいる方もいました。
<かしゃ猫ロードトレッキングならではのポイント その3>
半径約50mの中で「栃・ブナ・サワグルミ」の志津倉山巨木3兄弟を見ることができます。
3兄弟の一つ“ブナ志津男くん・次男・樹齢約400年”。
ブナ志津男くんの前で2班の記念写真。
こちらは“栃太くん・長男・樹齢約500年”。
今回写真を撮り忘れましたが、サワグルミの“沢くるみちゃん・長女・樹齢約230年”もいます。
かーあんにゃが説明しているのは編み組細工・山ブドウの籠等で使われる蔓。
風が吹くと猫が泣いているように聞こえると言われる“猫啼岩”。
猫啼岩が見えるビューポイントでは、熊が登った爪痕がいっぱいある木があり皆さんビックリ。
4班編成で2班ずつ右回り左回りに分かれるため、途中で別の班とすれ違い中。
<かしゃ猫ロードトレッキングならではのポイント その4>
志津倉山といえばいろいろな伝説や言い伝えが残る“雨乞岩”。
トレッキングロードの名前になっている民話“かしゃ猫”の舞台となった、とても大きな一枚岩です。
昔、日照りが続くと間方の人はここで雨乞いをしたとお話中。
<かしゃ猫ロードトレッキングならではのポイント その5>
ゆっくり歩いて2時間半のトレッキングを終えると、間方地区集会所で昼食のお振舞いがいただける。
ほぼ全てが間方地区で作られた食材を利用した美味しい郷土食をいただきました。
毎回恒例の民話“かしゃ猫”の紙芝居をご披露。
前々日まで雨の予報だったのですが、晴天の中開催できた第4回かしゃ猫ロードトレッキング大会でした。
三島町の一番山奥にあるこの間方地区では今回のトレッキング大会を開催したり、田舎暮らし体験ツアーの受入れを行っています。
高齢化の進む間方地区を、都市住民との交流をもとに元気にしようとがんばっています。
来年の2月には「雪国体験」として、今なお冬に日常で使われている“かんじき”を参加者に作ってもらい、そのかんじきを履いての雪山ウォーキングを行います。
詳細はこちら → 奥会津三島町田舎暮らし体験ツアー“秋冬”
興味のある方はぜひお問合せください。
三島町観光協会 ☎0241-48-5000