11月21・22日に、今年度5回目の田舎暮らし体験ツアー【郷土食作り】を開催しました。
昨年の様子はこちら → 平成26年度5回目田舎暮らし体験ツアー 1日目・2日目
森の校舎カタクリに宿泊しカタクリの会のおばちゃんたちに教わりながら色々と体験を行います。
体験ツアーのメインは“味噌づくり”体験で、三島町では自家用の味噌は自分たちでつくる家庭がまだ残っています。
大きな釜で茹で上がった大豆を潰します。
別件で森の校舎カタクリにいた三島町長が見学に。
茹でる→冷ます→均等に並べ終えた大豆を、麹・塩と混ぜあわせています。
樽に入れる前によーく混ぜあわせます。
そして樽にいれた仕込み味噌(大豆・麹・塩・水のみの無添加)がこちら。
10ヶ月ぐらい経つとご覧のようなお味噌になります。
夕食はもちろんカタクリの会のおばちゃんたち手作りの美味しい料理を。
棒だら・ぜんまい・大根煮・えごが人気でした。
~~~~~~~~~~~ 2日目 ~~~~~~~~~~~
2日目は朝食の後に、散歩しながら西隆寺へ。
途中には今の季節に見られる風景(干し柿)が見られました。
西隆寺では去年初めてツアーに組み込みとても好評だった“座禅”を。
去年の参加者からはもっと長い時間の座禅をやってみたかったという声がけっこうありました。
という訳で、前回の1分・3分・5分間に加え、10分間の座禅を行いました。
西隆寺から戻ってきて、今回初めての企画“笹巻き”作りを。
簡単そうに見えるけど実際は難しく、皆さん大苦戦でした。。。
三島町では笹巻きはきな粉で食べるのが一般的です。
なので、笹巻き用に石臼を使った“きな粉引き”です。
引き立てのきな粉を味見すると皆さん「風味が売ってるのとぜんぜん違う!」、中には「石臼が欲しい」という方も。
お昼を食べるとあっという間に2日間も終わりです。
<参加者の感想(一部)>
・味噌づくりへの参加は3回目ですが、今回初めてちまき作りを体験できて大変良かったです。
・子どもたちと一緒でどうなるかなと思いましたが、楽しく過ごさせてもらいました。また来たいと思います。
・ずっと笹巻きを覚えたくて覚えたくて色々なところを探したんですが見つけられなくて、今回大教えてもらうことができて大収穫です。味噌づくりもあんなに大変なものとは知らなかったです。そして生の東北弁が心地良かったです。
・孫の世話が終わり時間ができたのでまた来たいと思います。お料理もとても美味しかったです。
・初めての参加でしたが楽しく過ごすことができました。
三島町は人口約1800人・高齢化率50%以上でいわゆる限界集落です。
そんな三島町にある廃校を活用し、活動を続けているカタクリの会。
今年もカタクリの会のおばちゃんたちの協力のおかげで、味噌づくりを行う体験ツアーを開催できました。
さて、今年度は12月の『編み組細工コース』と来年2月の『雪国体験コース』の残り2回です。
編み組細工コースはもう定員いっぱいですが、雪国体験コースは定員まで残り4名です。
雪国体験コースでは、三島町の中でも一番雪深い間方地区で“かんじき作り”と自分で作ったかんじきを履いての“雪山ウォーキング”を行います。
昨年の様子はこちら → 平成26年度第7回 田舎暮らし体験ツアー 1日目・2日目
冬の雪深い三島町で、地元のおじちゃん・おばちゃんと2日間を過ごしてみませんか。
日程 : 2月27~28日
内容 : かんじき作り・雪山ウォーキング・温泉
料金 : 15,000円
宿泊 : 宮下温泉栄光舘
集合・解散 : 会津若松駅(会津若松駅より送迎バス運行)
申込先 : 三島町観光協会 ☎0241-48-5000