昨日は三島町内の各地区で国指定重要無形民俗文化財の「三島のサイノカミ」が行われました。
三島町川井地区でのサイノカミの様子を紹介します。
上の写真はサイノカミの御神木(杉)を切る前の儀式キヤリ(お祓い?)中。
チェーンソーなどを使わず、斧とのこぎりを使って御神木を切ります。
御神木の根元は男性器がかたどられます。
サイノカミを立てる場所(ばんば)まで運びます。
2人2組で息を合わせて御神木(12m)にワラを巻きつけていきます。
御神木にワラを巻きつけるのが終わった後、オンペイを取り付けます。
はしごを使い徐々にサイノカミを垂直に立てていきます。
近年は、毎年首都圏から4,5名の方々がサイノカミの見学&手伝いを行ってくれ、20名が力を合わせて立てます。
午前9時から一日の作業を始め、今年は午後3時半ごろに完成しました。
川井地区内の伊豆神社から御神火を灯し、夜の7時に点火。
川井地区住民曰く、このサイノカミが終わらないと正月が終わった気がしないそうです。
地区住民にとってこの小正月行事のサイノカミは、代々引き継がれている大切な行事なのが分かります。
第43回雪と火のまつりでは川井地区と桧原地区の皆さんが、サイカミを再現します。
ぜひ皆さんこの伝統あるサイノカミを見に会場へおこしください。