昨年末に『つと納豆』づくりに挑戦してみました。
最近は自宅で作る人が少なくなったとの話を聞いていたので、ワラの力だけで
どんなものができるのかと試作してみることにしました。
束ねたワラを2つ折りにして豆を寝かせる『つと』をつくります。
ワラはその年の刈取りものの方が良いそうです。
今回は8本準備しました。
ワラの小結びを作っておく。作り方を教えてくれた方の家では、出来上がりがうまくゆくようにとの
豆は親指と小指ではさみ、つぶれる位のやわらかさまでコトコト煮る。
煮えた豆をさめない内に『つと』に入れ水を少しかけ、おまじないのワラを入れる。
保温ができる箱を用意し、コタツの中などで一週間ほど寝かせる。
コツはあまり温度を上げすぎないこと。温度が高すぎると納豆の匂いだけが強くなってしまうそうです。
出来上がりを比較するため、市販の納豆を少し使ったものも作ってみました。
一週間後の出来上がり。ワラだけでつくったもの。見た目も匂いも納豆らしくできました。
市販の納豆を入れたもの。既製品のように糸を引くまではいきませんでしたが、こちらもうまくできました。
どちらも試食してみましたが、素朴な納豆の味。市販のもののように糸は立たずポロポロとした食感ですが、
結構おいしくいただきました。年末時期だったので一つは『節(せち)納豆』として神棚へのお供えに。
ビギナーズラックもあるかもしれませんが今回案外うまく出来たのでまた挑戦してみようかと考えています。